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2012年 02月 28日
今日でスペイン日記も最終、沢山の建築をみていると石や鉄の技術の素晴らしさ、模様や装飾に文化を感じます。偶像崇拝が禁止のイスラム教では、建物の外観は簡素で聖堂など内部には驚くほどの装飾が施されています。 日本で言う“余白の美”という感覚が日本人である私に何とも言えぬ安心感を与え、静寂の中に何かをみるという“詫びさび”的な感覚との違いを余白も、模様も両方好きなので、今回おもしろく感じてきました。 余白の意義は描かれた対象の本質を引き出す演出効果とも言われますが、本当にそうなのだろうと思います。今日は少しあちらの美術館をご紹介します。 スペインのミュージアムと言えばプラド美術館も有名ですが こちらはゲルニカに出会うことができる美術館ソフィア王妃記念芸術センター、赤い大きな屋根が印象的。 中にはピカソの“ゲルニカ”が、ワクワクします。 町の名前がタイトルとなったこの絵、作者の平和への祈りの作品です。 美術館の中では、子供達が授業で訪れていました、どんな授業なのでしょうね? ピカソ美術館のピカソによるオマージュ作品『ラス・メニーナス』 この絵とゲルニカという白・黒・グレーで描かれた絵画を見ると、今までもっていた絵画への意識が変わった気がしました。名画といわれるものにはその作家のエネルギーが詰まっています。 今まで興味を持っていなかったのですが『ラス・メニーナス』すごく良かったです☆ 車からはこんな風景が、こんもりした草原、オリーブ畑、白い花をつけたアーモンドの木の畑が広がっていました。 トコトコ走ると・ベストセラー『ドン・キホーテ』の舞台になった場所 “ラ・マンチャの風車”です。風車の中にも入れ、白壁の風車が可愛らしく建っていました。 街のスーパにはこんな感じで、生ハムが沢山並んでいたのでびっくり。 みなさん、牛乳を買うように生ハムを買っていかれました。 ワインも美味しい国でした。 スペインではリヤドロの磁器人形が有名。リヤドロ以外にも磁器で作られたブローチやピアスも可愛いのです。磁器の細工は、大きさでなく細工の細かさで良しあしが決まるとのこと。そしてこちらは象嵌細工の職人さん、観光客でも見れます。 スペインはとんでもなく、空が青く光の明るい国でした。 美しい、空の色や光は作られるものではなくその国に与えられ恵みなのでしょう。 風土によって、暮らしが作られ、文化が作られる。 光の国スペイン、美しい光をうけた国です。
by glasspolkaooe
| 2012-02-28 22:14
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